Basic Info / 基本情報
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English |
日本語 |
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Director |
David Lynch / デヴィッド・リンチ |
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Year |
1999 |
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Running Time |
112 min (1h 52m) |
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Genre |
Biographical Road Drama / 伝記的ロードドラマ |
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Production |
Asymmetrical Productions / The Picture Factory |
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Box Office |
$6.2 million (North America limited release) |
Synopsis / あらすじ
English (Short Synopsis)
Alvin Straight (Richard Farnsworth) is seventy-three years old, nearly blind, and walks with two canes. When he learns that his estranged brother Lyle (Harry Dean Stanton) has suffered a stroke in Wisconsin, Alvin knows he needs to go to him. He cannot drive. He will not fly. He has no one to take him. And so he hitches a trailer to his aging John Deere lawn tractor and sets out from Laurens, Iowa — beginning a 240-mile journey at five miles per hour across the American heartland. The Straight Story is, on its surface, an unlikely premise and an even more unlikely David Lynch film. It carries a G rating, the only one Lynch ever received. There is no irony here, no grotesque, no dream logic. What there is instead is an elderly man moving very slowly through a landscape of extraordinary beauty, stopping to talk with strangers — a runaway teenager, a fellow veteran, a woman who has hit one deer too many — and offering each of them, without preaching, something they needed to hear. The film is about reconciliation, about the things left unsaid between brothers, about what a person discovers when they are forced to travel at the speed of thought. Angelo Badalamenti’s score drifts beneath it like wind through Iowa corn.
日本語 (簡潔なあらすじ)
アルヴィン・ストレイト(リチャード・ファーンズワース)は73歳、ほぼ盲目で、二本のステッキなしには歩けない。疎遠になっていた弟のライル(ハリー・ディーン・スタントン)がウィスコンシンで脳卒中を患ったと知ったとき、アルヴィンは会いに行かなければならないと悟ります。車を運転することはできない。飛行機には乗りたくない。連れて行ってくれる人もいない。そこで彼は古びたジョン・ディアの乗用芝刈り機にトレーラーを繋ぎ、アイオワ州ローレンスを出発します——時速8キロで、アメリカの心臓部を横断する約390キロの旅が始まります。『ストレイト・ストーリー』は、表向きは突飛な設定であり、そして何より信じられないほどデヴィッド・リンチらしくない映画です。全米映画協会のG指定(全年齢対象)を受けた唯一のリンチ作品。ここには皮肉もグロテスクも夢の論理もありません。代わりにあるのは、圧倒的な美しさを持つ風景の中をごくゆっくりと移動する老人と、道中で出会う見知らぬ人々との対話——家出した少女、かつての戦友、何度も鹿を轢いてしまい途方に暮れている女性——への説教なき、静かな贈り物。映画は、和解について、兄弟の間で言えなかったことについて、思考の速度で旅することで人が発見するものについての物語です。アンジェロ・バダラメンティの音楽がアイオワのとうもろこし畑を吹く風のように流れます。
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Role |
English |
日本語 |
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Director / 監督 |
David Lynch |
デヴィッド・リンチ |
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Screenplay / 脚本 |
John Roach, Mary Sweeney |
ジョン・ローチ、メアリー・スウィーニー |
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Producer / プロデューサー |
Mary Sweeney, Neal Edelstein |
メアリー・スウィーニー、ニール・エデルスタイン |
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Music / 音楽 |
Angelo Badalamenti |
アンジェロ・バダラメンティ |
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Cinematography / 撮影 |
Freddie Francis |
フレディ・フランシス |
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Editing / 編集 |
Mary Sweeney |
メアリー・スウィーニー |
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Distribution / 配給 |
Walt Disney Pictures (US) / Buena Vista |
ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ(米) |
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Cast / 出演 |
Richard Farnsworth (Alvin Straight) |
リチャード・ファーンズワース(アルヴィン・ストレイト) |
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Sissy Spacek (Rose Straight) |
シシー・スペイセク(ローズ・ストレイト) |
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Harry Dean Stanton (Lyle Straight) |
ハリー・ディーン・スタントン(ライル・ストレイト) |
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Everett McGill (Tom the Bike Shop Owner) |
エヴェレット・マクギル(バイクショップオーナー) |
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Jane Galloway Heitz (Dorothy) |
ジェーン・ギャロウェイ・ハイツ(ドロシー) |
Additional Information / 追加情報
Awards / 受賞歴
- Academy Awards / アカデミー賞 (2000) – 1 nomination:
- Best Actor – nomination (Richard Farnsworth)
- ※ファーンズワースは当時79歳で、主演男優賞史上最高齢のノミニーとなった記録を21年間保持した
- Golden Globe Awards / ゴールデングローブ賞 (2000) – 2 nominations:
- Best Actor in a Drama – nomination (Richard Farnsworth)
- Best Original Score – nomination (Angelo Badalamenti)
- Cannes Film Festival / カンヌ映画祭 (1999) – 1 nomination:
- Palme d’Or / パルム・ドール – nomination
- New York Film Critics Circle (1999) – 2 wins:
- Best Actor – WON (Richard Farnsworth)
- Best Cinematography – WON (Freddie Francis)
- Independent Spirit Awards (2000) – 1 nomination:
- Best Male Lead – nomination (Richard Farnsworth)
- Los Angeles Film Critics Association (1999) – 1 nomination:
- Best Actor – nomination (Richard Farnsworth)
- Bodil Awards / ボーディル賞(デンマーク) – 1 win:
- Best American Film – WON
- British Independent Film Awards – 1 win:
- Best Foreign Language Film – WON
Critical Reception / 批評的評価
- Rotten Tomatoes: 96% (Critics)
- Metacritic: 86/100 (Universal Acclaim)
- IMDb: 8.0/10
- 批評的評価は「普遍的絶賛」——リンチのフィルモグラフィの中でも最高レベルの批評スコアを記録した
- ロジャー・イーバート(シカゴ・サンタイムズ)は満点4つ星を与え、「映画の中の顔たちがその宝のひとつ」と評した——本作がイーバートからはじめて肯定的なレビューを受けたリンチ作品となったことで知られる
- ワシントン・ポスト(デッソン・トムソン)は「『ストレイト・ストーリー』は一直線に心へと切り込む。ファーンズワースは生涯最高の演技を見せる」と評した
- Varietyは「映画の視覚スタイルと主題的関心が完全に一致した作品」と記した
- ファーンズワースの演技はほぼすべての批評家が例外なく賞賛——「映画史上もっとも繊細な演技のひとつ」と表現した批評家も複数いた
- 撮影監督フレディ・フランシス(アカデミー賞受賞経験者)によるアイオワ・ウィスコンシンの風景の撮影は、映画の精神的なトーンを視覚化したものとして高く評価された
- リンチ映画としての「驚き」——グロテスクも奇怪さも持ち込まず、純粋な人間的温かさで勝負した点が批評的な関心の焦点となった
- 「スローペースだが心温まる」(ロッテントマトの批評家コンセンサス)——あえて遅さを選んだ語り口が、主題と完全に一致しているとして評価された
Box Office Performance / 興行成績
- North America Total: $6.2 million(限定公開)
- Production Budget: $10 million (estimated)
- Performance Analysis:
- 興収はリンチ作品の中でも低水準——北米限定公開でのロールアウト展開
- カンヌでの成功を経てウォルト・ディズニー・ピクチャーズが北米配給権を取得(ディズニーが配給したリンチ作品はこれのみ)
- 興行的には成功とは言えないが、DVDとホームビデオ市場での長期的な評価が高い
- フランスでは516,597枚のチケットを販売し、相対的に強い成績を残した
- 現在はDisney+でストリーミング配信中——近年の再評価により新世代の観客に届いている
- 批評スコアと興収のギャップはリンチのフィルモグラフィ全体に共通するパターンだが、本作は批評的には最高水準を記録した
Notes / 補足
- 唯一のG指定リンチ作品: MPAAから「全年齢対象(G)」レーティングを受けた唯一のリンチ監督作品。ディズニーは「これは美しい、価値観と赦しと癒しについての映画であり、アメリカを称えている。観た瞬間に、これはウォルト・ディズニーの映画だと確信した」として配給を決定した(ディズニー制作社長ピーター・シュナイダー談)
- 実話に基づく: 1994年にアイオワ州ローレンスのアルヴィン・ストレイトが実際に行った芝刈り機の旅をそのまま映画化。撮影はストレイトが実際に辿ったルートに沿って時系列順に行われた
- リンチが脚本を書いていない唯一の作品: 脚本はジョン・ローチとメアリー・スウィーニー(リンチの長年のパートナー)が共同執筆した。リンチは本作において初めて、自身が脚本に関与していない作品を監督した
- アンジェロ・バダラメンティとの継続的なコラボレーション: ブルー・ベルベット(1986年)に始まる13年以上の協働関係の一作。バダラメンティの音楽は広大なアメリカの大地と老人の内省的な旅の両方を体現するスコアとして批評家に絶賛された
- フレディ・フランシスの撮影: アカデミー賞を2度受賞した伝説的な撮影監督(グロリアの栄光、ぼくの美しい人だから)が担当。本作で捉えたアイオワとウィスコンシンの空と地平線は映画的遺産と呼ぶに値するとされる
- リチャード・ファーンズワースについて: 本作公開の翌年2000年、前立腺癌との闘病の末に自ら命を絶った。享年80歳。アルヴィン・ストレイトとしての演技は、俳優自身がすでに深刻な病と死を身近に感じていた時期に撮影されたものであり、その静けさと誠実さには彼自身の人生経験が滲んでいる
- 「遅さ」という哲学: 時速8キロという移動速度は、映画の形式そのものでもある。全編を通じてリンチは急がない。長い沈黙、広大な風景の中の小さな人影、季節の変わり目——それ自体がテーマを語る。「人生において本当に重要なものは何か」というタグラインは映画の語り口にそのまま体現されている
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